2010年11月24日水曜日

ポートについて紹介します。


ポートについて紹介します。
ポートについてしってると、なにかと上級者に
なれますので、がんばって読んでください。



ポートについて


ポート番号の説明の前にまず、インターネット経由での
データやり取りと動きの仕組みについて説明します。 


インターネットでのデータ送受信は
パケットという単位で送られます。




そのパケットには、相手先パソコンの
「住所」

と相手先パソコンに
「処理して欲しい事」

というデータを含めて送信しています。




その為、送信されてきた「パケット」を
受け取ったPCは、「処理して欲しい事」に
したがってアプリケーションを動作させる事が出来ます。




そして、この場合の「住所」が「IPアドレス」であり
「処理して欲しい事」が「ポート番号」になります。



この「ポート番号」によってなにを受信したPC側が
なにを処理するのか??がわかるのです。






このポート番号は、0〜65535番まであります。



「住所」「処理して欲しい事」 =「IPアドレス」「ポート」
と考えると理解しやすいと思います。





例えば、

相手の住所であるIPアドレスが「202.112.112.*」
であり、処理してほしい事が「HPの見たい」という場合は、
(※は任意の1〜254の数字になります。
 IPアドレスについて疑問がある場合は、こちら)


以下のパケットを含むデータを送信いたします。

 ↓


宛先IPアドレス 202.112.112.* 
宛先ポート番号 80 




具体的な作業としては、、http://******* と
とインターネットエクスプローラーのアドレスバーにURLを入力する動作によって
パケットが送信されます。



※普段Webサーバーへ送信する為のポート番号80は意識してませんが、
http://の場合は80がなくても、80が入力されている事になるので、実際は入れなくてもいいんです
わざと別のポート番号を入れてみてください。正常にWebページの情報が
返って来ないのがわかります。

正常:http://pcsupport.happy-ritaiya.net:80 (80は普段略されてます)

異常:http://pcsupport.happy-ritaiya.net:8080 (ワザと8080入れるとエラーになります)







このパケットを受信したPC側は
ポート番号が80番である事を確認する事で

Webサーバー(80)が応答するんだな・・とわかります。




同様に・・・



宛先IPアドレス 202.112.112.* 
宛先ポート番号 110 




のパケットを受信したら
受信メールサーバー(110)が応答し、メールを返送します


こういった、ポート番号は沢山あるのですが
ある程度決まりがあります。


ポート番号と決まりの表です

0〜1023 Well-Known Ports ウェルノウン・ポート 利用するプロトコルが決められている  
1024〜49151 Registered Ports 登録ポート アプリケーションによって割り当てられている 
49152〜65535 Dynamic and/or Private Ports ダイナミック/プライベート・ポート 自由に利用できる  



ここに出てくる WellKnownPort(ウェルノウンポート)とは
ある程度決まっている項目をさします。

宛先ポート番号:80 →Webサーバー(http)

宛先ポート番号:20、21 → ファイル転送(ftp)

宛先ポート番号:25  → smtp メール送受信(SMTP) 

宛先ポート番号:110 → pop3 メール受信(POP) 

などです。


以上がポート番号の役割でした。

ポートの概念がわかると、NATやIPマスカレード
なども理解しやすくなるので、勉強しましょう。

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